関東温泉紀行/関東御朱印紀行

関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは関東甲信越、東海、南東北。

■ 名ユニット tayori

衒い感ばりばりのコンセプトメークや、思わせぶりな世界観で売っていくJ-Popアーティストが目立つ昨今、サウンド1本で勝負をかけるこのユニットは、ある意味貴重だと思う。

 

 

サウンド的には1970年代のプログレや1990年代のSmooth jazzのエッセンスを強く感じる。

 

【 プログレの例 】

■ Le Orme(イタリア) - La Fabbricante D'angeli(1974年)

 

【 Smooth jazzの例 】

■ Russ Freeman & The Rippingtons - True Companion(1994年)

 

これに透明感あふれる女神系歌姫のハイトーンが乗るとあっては、筆者的には抗うすべがない(笑)

 

とくに9:20~の「月の唄」のサックス。

サックスの音色ってこんなに綺麗だったかと再認識するほどのすばらしい演奏。

 

1970年代後半~1980年前半は、サックスは洋楽では主役級の楽器で、とくにAORではヴォーカルと主役を張り合っていた。↓

■ Jim Photoglo - Reled By My Heart(1981年)

 

しかし、ハイトーン女性ヴォーカルとコラボった例は意外なほど少ない。

たとえば ↓ こんなやつ。

■ Marilyn Scott - Till I See You Again(1991年) 

 

ハイトーンヴォーカルとしての力量は、Marilyn Scottよりisuiの方が上だと思う。

そういう意味でも貴重なユニット。

 

抜群なLIVEの安定感は、確かな実力に支えられたもの。

もっともっとメジャーになってほしい。

 

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2025/07/12 UP

 

tayori。

2017年3月から「Islet」として作曲活動を行っていたraku・tazuneruと、2018年11月"倚水"名義でカバー動画の投稿活動を開始したボーカルisuiのコラボをきっかけに誕生した3人組音楽ユニット。

 

 isui(ボーカル)
 raku(作詞・作曲・編曲・ギター)
 tazuneru(作詞・作曲・ベース)

 

2021年4月、Islet feat.倚水として初のコラボ楽曲「春を待つ」を公開。
2023年7月、tayori結成。
2024年1月、1st Album『memento』リリース。

 

公式Web 
YouTubeサイト 
  
wikipedia  

 

悲しいくらいに情報が少ない。

 

楽曲は多彩で、どこからどのような影響を受けたのか皆目見当がつかない。
ボカロは当然駆使できると思うし、洋楽の影響はあるかと思うし、クラシックの造詣も深いのかもしれない。

 

筆者が抱いたイメージは透明感。
透明感あふれる美しい旋律と、縦横無尽に繰り出されるカウンターメロ&変拍子。
その舞台のうえで、isuiの透き通ったハイトーンが舞う。
そんなイメージ。

 

妙な気負いも衒いもなく、腕のいい職人さんのように淡々と音を紡ぎ出している空気感。

こういうユニットが、女神系歌姫の魅力を活かす、ひとつの理想的なかたちなのかもしれない。

(女神系歌姫はたいてい身振り手振りがたおやかで、これでステージングに深みを与えられる。ダンスも振り付けも楽器もいらない。ただただ歌に集中してほしい。という筆者の勝手な想い。)

 

【関連記事】

■ 左手マイクの美声ヴォーカル

 

楽曲のできはどれもすばらしいが、売れているのかどうなのかさえわからない。

数百万の視聴数を稼いでいる動画もあるので、かなりのファンがいる模様。

 

楽曲が複雑すぎて、4つ打ちペンタ化したいまのJ-POPメインストリームに斬り込めるかは正直わからんが、こういう繊細でメロにあふれた音楽をつくり出せるのはもはや日本だけかもしれぬ。

 

今後の動向に注目したいです。

 

■ tayori -「星になる」from 1st Live "春を待つ" 追加公演


おそろしくレベルの高い1st Live。

ドラムスも含めてタダモノじゃないわ。

 

■ 「春を待つ / ビビッド」from 1st Live "春を待つ" 追加公演


透み切って繊細な硝子細工のようなハイトーンでありながら、しっかり力感とキレも兼ね備えてる。

しかも圧倒的な安定感。ちょっと信じられないほどのボーカル・ワーク。

 

■ 可惜夜(Atarayo)

なにもかもが繊細。エモーショナルに前向き感。
1980年代にはけっしてつくれなかったであろう音世界。


■ 方舟 (Official Video)


なにこのリズム展開。
ほんとうに、どこに音楽的なベースがあるのかまったくわからん。

 

■ 月の唄 (Official Video)
音的には1990年代の米国Smooth jazzに近いと思う。


tayori - ワンダー (Official Video)


民族音楽にも造詣があるのか・・・? そして突き抜ける開放感。


■ 彗星になれたなら -  歌ってみた【倚水】



■ 空奏列車 - 歌ってみた【倚水】


倚水さんとして、難曲揃いのボカロ系歌ってみたの投稿多数。
おそらくこういう積み重ねが↑ の安定感あふれるLIVEパフォーマンスにつながっている。